最近、こちらのテレビを見ていて、交通警察が取締りを強化しているというニュースをやっていました。毎日車に乗っている身なので、ちょっと調べてみました。
5つの点について厳しく取り締まります。
1. จอมปาด
車線区分を示す実線をまたいで追越して(割り込んで)はいけない。違反したら1000バーツ以下の罰金
2. จอมล้ำ
停止線をオーバーして停止してはいけない。違反したら1000バーツ以下の罰金
3. จอมขวาง
交差点の中央で停止してはいけない。違反したら500バーツ以下の罰金
4. จอมย้อน
逆走してはいけない。違反したら500バーツ以下の罰金
5. จอมปลอม
偽造ナンバープレートを使用してはいけない。違反したら2000バーツ以下の罰金
この取り締まり強化プロジェクトですが、7月17日から実施されました。タイ国内で199箇所で取締りをしています。ちなみにピサヌローク県は該当箇所がありませんでした。近場ではピチット県で3箇所、ウッタラディット県では2箇所該当しています。(該当箇所を知りたい方は、タイ語ですが、こちら)
マスコミもこのニュースを取り上げて、違反を図解で紹介しています。
例1 例2
テレビのニュースでは、取り締まり件数を報道しています。一番多かったのは、2番目の停止線オーバー違反だそうです。
タイの運転マナーは概してよくないです。それは、運転免許証が簡単に取れることと、警察が違反を取り締まらないからだと思います。
上記5つをもう少し解説します。
1. 追い越し禁止を無視して、追越をする車は多く、それが原因による対向車線の車との衝突事故は後を絶えません。テレビニュースを見ていて、警察が一番取り締まりたいのは、例えば、右折車線に右折したい車が並んでいるとき、並ぶのが面倒なので、その左の車線で前に進み、途中で割り込んだり、一番前の車の前に割り込んだりする車です。
バンコクには交差点での渋滞を避けるため、交差点をまたぐ高架橋がよくありますが、その橋に入りたい車が直前まで、左の車線を走っていて、直前で割り込む。こんな違反です。
2. これは説明不要ですね。
3. 例えば、交差点の手前にいて、前方の車が交差点を抜けていないのに、続いて前進し、ちょうどその時信号が赤になって、交差点の中央で取り残されてしまう。そうすると、他の車の進行妨害になる。こんな車を取り締まっています。
4. バンコクだとあまりないのかもしれませんが、ピサヌロークなどの地方都市ではよくみかけます。例えば、小さい道から中央分離帯のある大通りに出るとき、その大通りの右手にある店に行きたいとします。普通なら左折してその先のUターンできるところでUターンして、行きたい店を通り過ぎた先のところでUターンして店に向かいますよね。このUターンが面倒なので、一番最初のところで左折しないで、右折するわけです。なので、逆走。
バイクの逆走はさらに多いです。
5. 偽造のナンバープレートと結構あるみたいです。ニュースで見たのは、県名を現存しないものに変えてしまったり、県名をBangkokのように英語表記にしてしまったり。ばればれなのに警察が取り締まらないので、普及しています。テレビニュースでは、ナンバーをつけていない車や偽造免許証も取り締まるらしいです。
これらの5つのことは、既に違法行為であり、従来から取り締まらなかった警察が怠慢なのです(警察車両ですら守っていません)。
これを機会に、常に取り締りを強化してほしいものです。
(でも、すぐ元通りになると思いますが…)
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